2025年9月8日

万感

虫の鳴き声が変わり、秋が密かに近づいている。
土踏まずのない脚で家の周りを練り歩くと、
季節の変動が自己を曝け出した。

丁寧な水の音、鳥達の抒情歌、骸を廻すカラス達。

燦然な朝日は私に誤魔化し用のない影を作り出す。

日々の旋律のその先、
志の欠片を次々と埋めて、
柔光漏れる未来を夢見て。

0 件のコメント:

コメントを投稿