ドナルドをわたしに
面影を見てしまうのです。
他人の下顔面、カイコの様な耳の形、私を内省させる人が不意に現れるのです。
確実な異常性を持って私という人間は、怖いものが無くなるほど虚無の坩堝に嵌まるのです。
他者の助けを選択肢に持たなくなって、
日々が安定していくのです。
部屋に閉じ籠り、毛布にくるまっては耳たぶにふれるのです。
すると、雲丹のような私にも純粋無垢な赤子が宿っていることを認識し、泣きたくなるのです。
自分を大事にしたくなるのです。
大事な存在が私の中にもあり、パニックになり、泣きたくなるのです。
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