2024年2月15日

廃れた喜び

 歳を重ねるごとに年月はスピードを上げ、まるで雪が溶ければ春が来て梅雨が終われば夏が来る。感傷に浸る暇もないよう、滑り落ちるように歳をとる。

大事なことは今この瞬間、私を構成するそれら全てがシンプルに出来上がった訳じゃなく、何億もの場面で埋め尽くされた混沌の魂ということ。

後何回、土曜日は来るだろう、後何回日曜日が来るだろう。

限られた生き方に目を瞑り、進化を願う実証的な今日この頃。 光を証明するように暗がりに隠れ潜んで1日を耐え忍ぶ。

心臓は付随的に機能して、心を叩くその音に嫌気がさすその日まで。

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