過ちのない人はいない。
私は特に、
過ちを繰り返す。
過ち。
手の届かない箇所に穴が空いて水漏れを防げない。
見て見ぬ振りをして次へ流れる。
日中は当たり前のよう、陽の光が町中を照らし活力を配っている。全身を削るような寒さがそれを濁している。
同じことを繰り返す。
同じことを繰り返している気になる。
同じ生き方を過去にしたことがあるような気にさせる。
たった4種しかない季節が繰り返すことの奇跡さを物語っている。
何かをしたい。それも欲。
何もしたくない。それも欲。
欲が支配しその正体を掴めずにいる。
欲は大気に紛れ、私の中に入ってくる。
欲により人を傷つけ傷つけられ。
宇宙の広がりみたい、欲中毒が舵をきる。
鶏肉と煮た大根が太く切り過ぎたようで火の通りが甘い。側だけ齧ると愛情に似た優しい甘みが欲を満たした。
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