ドナルドをわたしに
丁寧に丁寧に生きている。
一つ一つを抜かりなくやり過ごす。
そうすると、
人は壊れる。
自由や傲慢を忘れるからだ。
街の雑踏の中、声に出ない叫びが世界を揺らした。
苦しさや険しさではない、自分の中で熱中できるものがないせい。
反省はいない、あるのは時間を見送る忍耐力だ。
雲間から漏れる夕陽がステージライトのよう、
私たちを救おうとしている。
じゃあどうすれば私は楽しいのか。
苦悶の私。
汚れたレンズを通し、
視界は薄っすらぼやけていた。
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