ドナルドをわたしに
消えていった命の数だけ雪が降る。
肉体を冷やし、ボソボソと喋る。
夜は闇、視線を隠し私が活きる。
星と私がこの世界をふたりじめ。
時を止め、訪れる静寂に耐えうる精神。
このために耐えてきた孤独。
葉っぱ一枚微動だにしないこの世界。
しんしんと冷えた空気に包まれ、
ただ愚直に夜空をみつめる。
近くで上がる花火に微塵たりとも関心がないのは
あなたが酷く輝くからです。
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