2024年11月24日

夜雨を愛す

 記憶は薄れ、場面は閉じて、今は過ぎ。

大きな流れに乗りながら、無意識に身を委ねる。

アスファルトの道路と境界ブロックの間に咲く、糸筋の草に私は心を奪われる。

いつの、いつの時代でも、私は意識を閉ざされる。

一生消えない孤独のシミを体に現し、ボロボロの身なりで生きている。


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