2024年9月12日

カモメは青い涙

海辺に泊まり、1人。
荒波の音が豪雨のように聞こえ、酷い孤独に苛まれる。

眠れない身体を無理やりと、瞼を閉じて終わらせる。

夜がせっせと朝に向け、黒い纏をこすり落とす。

若さとは、また明日、目覚めることに無関心なことだ。

周りの人間が魔法のように歳をとり、現実感など毛頭ない。
私だけが1人、海辺の宿に取り残される。



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