ドナルドをわたしに
一枚の紙を用意する、汗が垂れて、ぼやけるように滲み出した。
これまでいくら力を込めても裂けなかったその紙は、
滲んだ汗が終わらせた。
優しく裂けては行き詰まった。紙は一部しかふやけなかったのだ。
数年経って、汗が垂れた。亀裂の先に滲んだ。
そっと裂いたら奥まで裂けた。
その紙は上手に二分されたのだった。元には戻らない。
それはそれは、何色の紙でしょうか。
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