触発されて交感神経が踊り出すと耳鳴りが振動を落ち着かせた。
すると、
ばかすかと暴れる換気扇が私は騒音ではないのですよと破茶滅茶な理論を展開し気が済むまで回り続ける。
この部屋がN極のせいで私はS極になってしまい身軽な砂鉄の様に吸い寄せられた。
外は次第に暗い。
夏の日がまだ眠りの頃、雨は容赦なく降り注ぎ至極のクラッシックを奏でている。
円に囲まれた私たちは分かっていながら同じことを繰り返し体力を溶かしている。
俯瞰で自分を探しては神の視点で描かれる毎日に、
当然だと言わんばかりの情けなさに勝手に呆れる。
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