2026年7月24日

白い部屋、重なる影

 何が大事か、そんな事を考えることの無意味さに呆れ今は夜。

目的や情熱と向き合う必要が出てくるよ、そんな言葉を風が運んだ。

ただ優しい、ただ愛する。そこに始まりそこに尽き、もうすでに別れを告げた正解と不正解は遠くの方で後ろ姿を見せていた。

7月の息が止まる暑さ。

外では肉体労働に頭から水をかける男たち。

思考を止めて、私は弱さに尻を向けた。


人は錆びる 自転車のように、それは思考も同じようだ。

鯖の先、ひっそりと寄り添う死の香り、いよいよ。

自分に関心をもたなくなるまで、35歳の夏。

何も思わない、思えない自分が未来の霧の中垣間見えた。


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