時計なんて意識しないで、時間というものは高速道路のようにせわしく、また大量に流れていく。
人は指針を忘れた時、路頭に迷う。大樹に寄りかかっていた幼い頃、無知という安心感が世界を包んでいた。
今はどうだろうか、考えるまでもなく答えは出てる。
神は独り用のボートを分け与え、オールを持つはこの両腕。ひたすらに暗い空間を気力の尽きるまで漕ぎ続ける。
一度方向を間違えたらそれは悲惨。涙でできた沼に嵌り、塩化ナトリウムの過剰摂取で死に至る。
指針や答えは内に宿り、誰一人として協力者はいない。
日常という波で流される、煌びやかな砂粒を血眼に探さないといけない。そこに必要なのは依存(愛)であり無知なのだ。
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