人の背中、背中に弱いのです。
私は白状します。
人は背中で旧懐に出くわすのです。
体の小さな人でも背中が広いのです。
私の父は理想的な背中をしているのです。
大きなアザがあり、子供の頃、治してあげたいと思っていたのです。
今でも思うのです。
肩幅が広い姉はいくら体が細くなってもちゃんと肩幅が広いのです。
私の姉なのです。たった一人の姉弟なのです。
母の背中に、私の背中が似てるのです。
中身も似てるのです。
神様、俺は、なぜ泣くのですか。
人の背中、背中に弱いのです。
私は白状します。
人は背中で旧懐に出くわすのです。
体の小さな人でも背中が広いのです。
私の父は理想的な背中をしているのです。
大きなアザがあり、子供の頃、治してあげたいと思っていたのです。
今でも思うのです。
肩幅が広い姉はいくら体が細くなってもちゃんと肩幅が広いのです。
私の姉なのです。たった一人の姉弟なのです。
母の背中に、私の背中が似てるのです。
中身も似てるのです。
神様、俺は、なぜ泣くのですか。
捻る蛇口から勢いよく水が出る。
その速さに時を重ねる。
酔う暇もないスピードに度肝を抜かれた魂は必死に目を背けているみたいだ。
夏、薄いカミソリで肌を削がれるよう、この暑さ。
しかしながらも、残暑を控え確実に終わる郷愁を含む。
夏、不意に訪れる小さな小さなお祭りに出くわす。
神の豪雨に見舞われ笑顔の私と、それとは対照的な人々。
小さくほのかな暖かさを広げる夏祭り、
子供の頃は無限に広がる空間に思えたこの場所。
いつか、何も思わず、行けたらいいな。
夏、34回目。60回目は訪れないようだ。
長い長いトンネルにだけ生息する光虫は、己の才能に自惚れその一生を快活に過ごす。
深くて臭い泥沼に感謝の雨を降らす神々は、己の神力をさも当然のように使いこなす。
敵味方の壁を初めから無かったことには出来ないことに気づいた生物は、時という名の治療薬を頼る。
この世界の真理であった。
コンクリートの隙間を途方もない時をかけ芽を出す花は魂の根底に勇気という名の影を落とす。
歴史を感じる汚れたガードレール、錆びれて解読不能な標識、人恋しそうなケナゲなポスト。
踏みしめるたびに削れる靴底、最近友達になった腕時計。
満遍なくついた体脂肪、正解のわからない髪の毛。
浮き沈みする心、割と正直な脳みそ。
私。
向かいに住む老人に励まされ、負けじと活力を生み出しては体を鼓舞し毎日を消費する。
祈りを。
他者に祈りを。
愛と祈りを。