ドナルドをわたしに
死体のよう、身体のセンサーは錆びついて映像を全て白黒にする。
欲の失墜を知り、己の墜落をみる。
私の中身はもう、晩秋に片足突っ込んでいる。
[苦しい、楽しい、悲しい、嬉しい]
当たり前に共存してた彼らはもう、寂しい影を残して消えた。
空間に微細な星が流れては、必死をこいて掴み取っていた、あの頃の私はもういない。
時折、電気ショックを与えないと反応しないただの肉塊になってしまった。
私は私を殺してきた。
何度私を殺したことか、心の方で植物人間と化した。
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