貴方はどう思うか。
君は何を思うか。
何を考え、どう決着するのか。
他の分子に触れた時、私の魂に何が起こるか。
知り尽くすには一生が短すぎる。
全ての事象に意味があるなら、あまりに合理的すぎないか。
意味という陳腐な皮を被るもの、それは神などと誤魔化しではない、感動を生むものでもない、当然に人智を超え認識を凌駕し無意識すら感知しない。
きっとそれは、その色はその匂いは、もう既に体感しているでしょう。
貴方はどう思うか。
君は何を思うか。
何を考え、どう決着するのか。
他の分子に触れた時、私の魂に何が起こるか。
知り尽くすには一生が短すぎる。
全ての事象に意味があるなら、あまりに合理的すぎないか。
意味という陳腐な皮を被るもの、それは神などと誤魔化しではない、感動を生むものでもない、当然に人智を超え認識を凌駕し無意識すら感知しない。
きっとそれは、その色はその匂いは、もう既に体感しているでしょう。
面影を見てしまうのです。
他人の下顔面、カイコの様な耳の形、私を内省させる人が不意に現れるのです。
確実な異常性を持って私という人間は、怖いものが無くなるほど虚無の坩堝に嵌まるのです。
他者の助けを選択肢に持たなくなって、
日々が安定していくのです。
部屋に閉じ籠り、毛布にくるまっては耳たぶにふれるのです。
すると、雲丹のような私にも純粋無垢な赤子が宿っていることを認識し、泣きたくなるのです。
自分を大事にしたくなるのです。
大事な存在が私の中にもあり、パニックになり、泣きたくなるのです。
空に向け、懐中電灯を照らす。
見えない隔たりで光は止まり閉塞感が埋め尽くす。
この箱の中で何を求め何を感じ、どう過ごすのか。
ここにある以上、受動する心情は不随筋の様に止むことを知らない。
動いている。
昼でも夜でも止まることなく。
私は死にたいのか。
死への欲求は生まれない、いまのことろ。
死を渇望するからこそ生を実感するのか。
死は生の裏の顔。
私が生きている以上、一つの選択で死を選ぶことができる。
動いている、それならいつかは死ぬ。
死は優しさくらい当たり前だ。
私がどんなに変わろうと。
私が数多の悲しみを乗り越えても、
私が幸せな日常を積み重ねても、
決して動かないこの心情は信頼に値するのか。
胸の奥か、脳の真ん中か、否上半身全体で感じてるこの郷愁はいつまで私と付き合ってくれるのか。
疑問が出た時点で答えは決まっている。
疑問が出たら即ち終わり、別れの風が遥か向こうに吹いている。